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| いま若い人の間にクローン病という病気が増えており、患者は全国で2万人いるといわれています。クローン病というのは、大腸に炎症やかいようが生じ、それが大きくなって急性腹膜炎になるという病気です。病気になった人達の食生活を追跡調査したところ、一年以上毎日のようにハンバーガー、フライドチキン、ホットドッグ、インスタントラーメン、コンビニ弁当のようなファーストフードを食べ続けていた人に、この病気になった人が多いということが判りました。
若者が「切れる」のも、ストレスや環境のせいだけではなく、食べ物も原因と見られています。このことを証明する面白い実験がアメリカで行なわれました。アマゾンから連れて来たサルに、亜鉛とカルシウムと銅を全く与えなかったところ、サルはものすごく凶暴になったそうです。一方それを与えたサルは大変おとなしかったそうです。 堆肥などの有機質肥料で育てた野菜には、この実験で使われた亜鉛やカルシウム、銅をはじめマンガン、マグネシウム、ニッケルなどの微量元素を豊富に含んでいますが、化学肥料で育てた野菜には、微量元素が余り含まれておりません。堆肥を使って作ったトマトと化学肥料を使って作ったトマトを水に入れて比較すると、堆肥のトマトは水に沈みますが、化学肥料のトマトはプカプカ浮きます。 アニメーション作家の向中野義雄さんは、かつて就学前の二人のお子さんが、アトピーと気管支喘息にかかっていて随分悩まされたそうですが、あるきっかけから有機栽培の |
良さに気付いて、食事を有機栽培の野菜と和食中心のものに切り換えたところ、頑固な子供の病気が跡形もなくなってしまったそうです。
ところで、化学肥料が普及し始めたのは、昭和32〜33年頃ですから、それ以前の日本人は、有機栽培の野菜を使った和食中心だったのです。アトピーや気管支喘息、ましてやクローン病などとは縁のない健全な食事をしていたのです。 化学肥料の普及と軌を一にして、ハンバーガーショップなどのファーストフードが普及して来ました。コンビニを利用して、食事を作らない若いお母さんが増えて来ております。ある女子大学で調査したら、17才から22才までで、みそ汁を飲む人が殆んどいなくなって来たそうです。「切れる」若者や、「切れる」子供が増えているのも、家庭での食事の摂り方と無関係ではないでしょう。 細かい毎日のバランスのよい食事の積み重ねが心身を健康にするし、逆に毎日のバランスの悪い食生活が積り積って私たちの体の健康や、精神を損ねることになります。 もう一度、有機野菜の良さと和食の良さを見直して、失われかかっている昔の日本型食事に戻すことが、健康の秘訣ではないでしょうか。 |
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