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| このタイトルは、10月13日にNHKテレビで放映された「ためしてガッテン」のテーマです。ご覧になった方も多いと思われますが、クエン酸の健康パワーを信奉しているわがコロポックル族にとっては何ともショッキングなテーマですので、何事ならんと固唾をのんで見守ったものです。
結論的には、クエン酸パワーを否定するものではなく、従来から言われてきた疲労回復パワーだけではなく、骨粗しょう症の予防や使い方によっては、高血圧の予防にもなるというもので、クエン酸の健康パワーを大いに宣伝してくれましたので、胸をなで下ろした次第です。 では何故NHKのガッテン博士は、こんなショッキングなテーマで採り上げたのでしょう。それは従来のクエン酸パワーを説明する学説が余りに有名で、それが常識とされているので、この常識を全否定する新学説を紹介しようとしたからでしょう。 従来の学説を説明する前に、まずクエン酸の効用が世に知られるきっかけとなった興味深い話からご紹介します。それは第2次大戦中の出来事です。旧日本海軍では、潜水艦内で味噌がかびることに困って、その対策を、当時の東大薬学部長であった秋谷教授に相談しました。そこで秋谷教授は、味噌にクエン酸を入れることを勧めたのです。 その結果、クエン酸で味噌がかびなくなっただけではなく、食べた人の健康状態が著しく向上して、長時間の潜航にも耐えられたという副次的効果が出たということです。 戦後その話を聞かれた秋谷教授は、自分や学生がクエン酸を飲んで、PHが改善されたこと、即ち、酸性体質が健康な弱アルカリ性体質に変わったことを確認されたのです。 |
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この実験に基いてたてられた学説は、「疲れの原因物質は乳酸であり、これが万病の元である。クエン酸を飲むと血行がよくなって酸素が充分供給されるので、この悪玉の乳酸を燃焼させて疲れの元凶を取り除く」というもので、これが以後常識とされてきました。 ところがガッテン博士によれば、本年8月、世界的な科学雑誌サイエンスの8月号に載った論文で、この常識が覆されたというのです。日本の疲労研究のリーダーもこの論文を支持して、乳酸は疲労の原因物質というのは間違いだと断言しているそうです。「乳酸は運動したときにどっとできるので疲労物質とみなされて来たが、本当は疲労をやわらげてくれる物質」なのだそうです。 その証拠のひとつに、運動時の乳酸量の変化が挙げられます。確かに運動すると乳酸が増えますが、そのまま運動し続けても、その後減ってしまいます。乳酸が疲労の原因物質ならば、増え続けそうなものですが、そうではありません。乳酸は疲労の原因物質ではなく、再び変化してエネルギーのもとになるのです。クエン酸を摂ると、クエン酸サイクルがより活性化することにより、すばやく乳酸をエネルギーのもとにもどしてくれると考えられます。 「高血圧予防効果」の説明 塩分控え目のときにはクエン酸を加えることで塩味が増す効果があり、高血圧の予防に役立つ。但し、塩分が濃いときには逆効果になる。 |