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| 人の細胞が活性酸素で傷つけられると、一部は自己免疫力で修復されますが、修復し切れない損傷が酸化傷害として蓄積され、高血圧、脳卒中、動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病や癌の原因になります。
実は、植物も強力な日差しを受けて体内に有害な活性酸素が発生しているのです。植物は、動物のように移動して紫外線を避けることができません。このため、植物は体内でポリフェノールやビタミンCなどの抗酸化物質を作り出して、活性酸素を還元して、無害にして身を守っているのです。 お茶と抹茶との育て方の違いが、この植物が抗酸化物質を作り出す違いを説明する興味のある事例です。 お茶には、テアニンという鎮静効果を持つ成分と、カテキンという病気の予防効果をもつ成分とが含まれています。テアニンはうまみ成分であり、カテキンは苦み成分です。このカテキンが、お茶が活性酸素から身を守る為に作り出している成分なのです。 |
カテキンはテアニンの分解物から合成されるもので、抗癌作用があると言われています。
ところで、お茶の木を直射日光を当てずに育てると、活性酸素対策は殆んど必要ないので、テアニンからカテキンへの合成が進まず、うまみ成分のテアニンが多く保たれます。こうして作られたのが抹茶と玉露なのです。 病気の予防には、抹茶や玉露よりもお茶の方がよいという訳です。このテアニン、カテキンの例は、お茶の代表的な成分について説明したもので、お茶に限らず植物には沢山の微量成分が含まれており、それらの成分が相乗的に作用していると考えるべきでしょう。 「ガンや心臓病に対しての野菜の効果は、特定の成分が病気を予防しているのではなく複数の成分が効果を発揮していると考えるべきでしょう。サプリメントだけでは生活習慣病は予防できないと思う。」(大妻女子大学の池上幸江教授) |
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